チェロのレッスン 85

個人レッスンのA先生はこれまでやってきたスズキ教本を一旦棚上げし、突然ウエルナーをやりだした。今回もウエルナーの最初の方に出ている練習曲をさらった。今のわたしには簡単なので、弾くだけならどうということもない。

ウエルナーを使っているグループレッスンで2年前にやった曲を復習してみると、基本的な注意事項を忘れている部分もあった。A先生に指摘されて「ああ、そうだった」と思い出す(忘れたということは、さほど重要じゃないのかもしれないが)。

左親指の炎症は依然治っていない。無理をしないよう注意して、自分の弾き方の様子を見ながらやっている。すると弾くだけで精一杯だった頃には見えてこなかった自分の欠点が客観的に見えるようになった。

わたしの悪い癖で、左手首の曲げ角度がホッケースティックみたいにL字状になることが時々ある。●十肩の後遺症で左肘が下がりやすいために、連動して手首が曲がる。これはグループレッスンのS先生から再三注意されている問題点で、手首がL字形に曲がる結果、左親指に負担がかかって炎症を引き起こしているのかもしれない。手首の角度は相当意識して修正する必要があると自覚した。今さらウエルナー?とも思うが、簡単な曲の復習で役に立つこともある。

ちなみにわたしが持っているウエルナーチェロ教本改訂版(2001年発行/発売元KMP)には、A先生のお父さんの写真が最初に出ている。チェロの持ち方、姿勢、押弦のページ。





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