チェロ・アンサンブル #1

満3年の予定を消化して先月解散したチェロ・グループレッスン。その後継企画となるチェロ・アンサンブルの練習初回があった。地元アマオケが主催したグループレッスン教室とは違い、こちらは自主運営。13名いたメンバーの中で7名が残留した。10名を超えるグループレッスンでは細かいところまでは見てもらえなかったから、適正規模になったといえる。参加者は各自が個人レッスンを受けることが前提となっている。基礎的な訓練を大人数でやるのは効率が悪いためである。従来使っていたウエルナーとドッツアウアーのテキストは使わず、合奏曲の練習に主眼を置く。ウエルナーなどの教本は、大半のメンバーがすでに始めている個人レッスンで教わることになる。

1回めの今日はシベリウスの《フィンランディア賛歌》をやった。「フィンランディア」の5分過ぎ当たりに出てくる印象的なメロディーに歌詞をつけたアカペラ合唱曲をチェロ4部用に編曲したもの。楽譜は以下を参照。
Finlandia Hymni  http://celloexpressions.com/music/piece/finlandia-hymn/

聞き覚えのあるメロディが出てくる曲だからスムーズに通るだろうと思っていたが、落とし穴があった。38小節から40小節までの間、4パートがそれぞれド・ミ・ソ・ドの8分音符を、休符を挟みながら繰り返すところ。1番と4番チェロは同じ刻み、その間に2番と3番がずれながら噛み合ってくる。同じ音を弾いているだけだからみなさんにとっては簡単なはずだが、実際はそうでもない。メンバーが息を合わせる必要性を実感する場面である。ここを重点的にS先生のご指導で丁寧にさらった。2時間後、めでたく全曲を通して弾けるようになった。細部の表情付けなどは次回の課題であるが、タイミングが揃ってくると、一同バンザイってな感じ。合奏ならではの面白さを楽しんだ初回練習だった。




にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村