2014年を振り返って

2月6日  大阪の見附精機のエンドピン「クアルテット(10ミリ径)」を買ってみた。チタン、タングステン、カーボン、真鍮の4種類の素材を組み合わせた自信作らしい。多けりゃいいってもんでもなかろうが、試してみる価値はありそうなので。重量がかなりあるため、相性が合うかどうかは楽器によりけり。新作楽器には使えるが(といっても一癖ある)、オールドだとエンドピンが重たくて鳴りを抑えてしまうようだ。

2月16日  個人レッスンを受けていたチェロ教室の発表会(神奈川公会堂)でスズキ教本第5巻のヴィヴァルディのソナタを弾いた。

2月25日 九州の金属加工会社(有限会社 案浦製作所)が製造している鉄無垢エンドピン(10ミリ径・金メッキ)を購入してみた。涼し気で透明感のあるピュアな音が出る。音が複雑というか、混濁気味のカルテットより好印象。鉄製エンドピンは芯のある素直な音が出る(同じ鉄でも中空パイプの場合は音が散漫になる)。

3月2日  戦前までベルリンにあった弦楽器工房の刻印がある弓を購入。角の取れたまろやかな音は古い弓ならではの味。

5月24日  1996年にミッテンバルトのレオンハルト工房で作られたチェロを購入。コンディションは悪くなかったが、ニスのダメージ(ハードケースの内張りの布目の転写による白ボケ)を補修するために工房に2ヶ月間入院。新品同様のピッカピカの姿になって戻ってきた。まだ若い楽器なので音は硬い。端正で生真面目。折り目正しい青年といった風情。

6月2日  2年半の間に90回通った大手楽器店経営のチェロ教室(スズキメソード)を5月末で退会。S先生の個人教室に移籍して最初のレッスン。

6月8日  銀座山野楽器で開かれた弓の講習会に参加。アルシェの職人さんによる火で竿を炙る実演も見せてもらった。

6月29日  ルドヴィート・カンタ先生の公開レッスンを受講。バッハの「アリオーソ」を弾いた。1時間のレッスンの後半は重音のお稽古になった。

8月16日 相模大野グリーンホールで開催されたチェロ・プチ発表会に出る。ソロではスズキ教本第5巻のスクワイア「ダンス・ラスティック」、バッハの「アリオーソ」の2曲を、チェロ4重奏ではゴルターマンの「レリジオーソ」を披露した。

8月17日 地元文化会館小ホールで開催された室内楽大会でシューベルトの「ます」(第四楽章)を弾く。他に、チェロ4重奏でゴルターマンの「レリジオーソ」、チェロ教室の方々によるアンサンブルで「海」などを披露。

10月11日  チェロのグループレッスン教室の発表会。シューマンの3つのロマンスを弾く。出来はイマイチ。

11月15日  個人レッスンを受けているS先生の教室の発表会でシューマンの3つのロマンスを弾く。出来は、またしてもイマイチ。

12月6日 午後2時から鎌倉の知人宅でのサロンコンサートでシューマンのロマンスを弾く。機会がある度にシューマンを弾いたが、毎度毎度上手く弾けない。譜面は(元はオーボエ曲なので)シンプルだが、難しい。

同日、午後7時からは自宅マンションの集会場でのクリスマスコンサートに出演。教室のメンバー10名ほどによるチェロアンサンブルを披露した。住民50人ほどが聞きに来てくれた。

12月30日 今年最後の個人レッスン。今月でチェロを習い始めて満3年となった。来年1月からは、いよいよバッハの無伴奏チェロ組曲に取り組む。

今年、わが家のチェロは5本まで増えた。さすがに持て余し、年末に3本に減らした。ハードケースも2本放出したが、まだ4本残ってスペースを喰っている。お道具道楽は、そろそろ卒業したい(?)



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