チェロ・アンサンブル #8

8月22日のプチ発表で弾く「ムーン・リヴァー」「海」、それに「風の名前を教えて」の3曲を重点的に見ていただいた。
われわれのアンサンブルは指揮者がいないためリズムの縦の線が不揃いになりがち。なので意識的に刻みを強調して「カク・カク・カク」と弾いていたら、S先生からもっと滑らかに歌えとのご指摘。ごもっともである。注意されてからの演奏は、皆さんカクカクの角が丸くなったような雰囲気だった。本番ではどうなるだろう?

フォルテもピアノも区別なく同じ音量で弾いている欠点は残ったまま。ピアノの指定箇所は弱音で弾いて下さいとお願いしても出来ないのは謎である。後半はシベリウスの「フィンランディア賛歌」、ゴルターマン「アンダンテ・レリジオーソ」をやった。「まだ伸び代は8割あります」とS先生。先は長い。

今日、持参した楽器のエンドピンは見附精機の「クアルテット」だった。タングステン、チタン、真鍮、カーボンの4種類を使った複合素材の製品。パワーが出るという触れ込み。確かにかなり強靭な音が出ていた。しかし、ハーモニクスのツボが狭くなるようで、ぴったりと正確に当てないと音がかすれ気味になる。単なるカーボンのエンドピンなら、その辺は割と寛容だが「クアルテット」はスィートスポットが狭い。厳密さを要求されるところは、使い手を選ぶマニアックな製品らしいと思った。



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