弦楽アンサンブル #13

テレマンビオラ協奏曲の2回目をやった。ピアノとフォルテの指定がある箇所の弾き方は、音量変化をアナログ的(段階的)変化としてではなく、スパっとデジタル的に切り替えるよう指揮者から注文があった。

残りの時間でクリスマスの時に演奏する予定のカッチーニアヴェ・マリア」(弦楽四重奏版)の1回目をさらった。カッチーニは初期バロック時代の作曲家だが、この曲は1970年頃ソ連の音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73)によって作曲されたらしい。歌曲やチェロ用ソロ曲としても演奏される。弦楽アンサンブルでやると、かつてのポール・モーリアみたいな甘いムード音楽そのものになる。 弾いていてアレアレと思ってしまった。

テレマンは平板で面白みが少ないとはいえ、擬似バロック音楽とは一線を画している。バッハとテレマンを比べるから、テレマンがイケてないと思えるわけで、インチキバロックと比べれたら、はるかに格調高い。

私は今回はチェロパートを弾いている。オケ合わせの前のパート練習の時に、Fisの音程が各人ばらばらだったのをチェロの先生から注意された。4の指の拡張で取る人と、ポジション移動してFisを取る人がいた。先生は、より簡単なファースト・ポジションを推奨されていた。音程が揃わない原因になっていたのは手が小さい女性。4の指の拡張はつらそうだった。



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