ヴァイオリン教室#22

今日はO先生による単独指導だった。最初に先生はA線のピッチが合っているかどうかをひとりずつ見て回った。13人を丁寧に見られたので、これだけで20分以上経過した。今の段階でそれをやるの?と訝しげに思っていたが、調弦方法を分かってない人がいることが判明。E線やA線のアジャスターの回し方を知らなかったらしい(ねじを時計回りでまわすとピッチが上がるとか、そんな内容を聞いて真顔で感心していた)。ヴァイオリン教室は4月に開講し半年経っている。今までどうしていたのだろう?

その後、マルテレ奏法の練習をやった。音質は気にせず、A線(開放弦)を目一杯の速度で弾き切り、弓の端末でピタッと停止する。しっかり確実に停止してから、再度急速に弾く。そういう往復運動を繰り返す。その間、弓が震えたり、浮き上がってはダメ。ベタ弾きで大音量で弾くのである。簡単なようでそうでもない。

テキストは「新しいバイオリン教本」第1巻41番、51番の2曲を練習し、その後、48番「別れ」の仕上げをやった。

後半はテキストに掲載されてないイ長調の「むすんでひらいて」をさらった(テキストの同曲はニ長調)。主旋律と対旋律の2部合奏編曲譜を使う。音域が下になる対旋律の楽譜にはG線のCisが出てくる。今まで勉強してきた「新しいバイオリン教本」第1巻の51番まではG線を使う練習曲は無い(58番のト長調音階からG線を使い始める)。なので、イ長調の音階練習から開始。

テキストにあるA線とE線のみを使う音階ではなく、G線から始める音階の練習をした。G線を3の指で押さえるCisが上がり切らない人も若干いたが、大半のメンバーはしっかり弾けていた。最後に下の対旋律を合奏。とんでもない音程での演奏が混ざっているものの概ね揃っていた。外れている人は、半音違うとかのレベルじゃなく、別の旋律を作曲しているようなズレ方で弾く。周囲の音を聞いて音程が合っているかどうかを確認するよう先生は指導されているものの、その余裕はないらしく終始周りと違う音が出ていた。





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