ヴァイオリン教室#34

今日はモスクワ留学経験のあるO先生の指導だった。無駄な繰り返しをしないので進み方がスムーズ。教え方のテンポ感が早いから小気味良い印象を受ける。前半の1時間はロシアで使われている子供用テキストの左指の練習曲をやった。ロシア語で何か書いてあるがチンプンカンプン。カイザーとかセヴィシックに出てくるような曲のたぐいと思われる。

左指を鍛えるための練習曲だから、左指は普段より強く指板に叩きつけるような調子で弦を押さえる。2の指を押さえるときは同時に1の指も、3の指を押さえるときは同時に1と2の指を、4の指を押さえるときは1〜3までを同時に押さえるようにと普通は指導されるけど、この練習曲ではそれはしない。楽譜に指定された音を出すのに必要な指1本だけを押さえ、残りの指は浮かせておく。つまり普段はダメ出しされる指のパタパタ運動を積極的にやることになる。他の指も同時に押さえる習慣が付いているから、パタパタさせるのはかえって難しい。毎日、パタパタ運動をすると指の筋力アップにつながるそうだ。

後半の1時間は「新しいバイオリン教本」第1巻60番、61番「ト長調音階でのリズムとボーイングの練習」をやった。G線を半弓、全弓を混ぜてベタ弾きしてから、D線、A線、E線も同じ指使いでやった。大半の皆さんが弾けると判断したO先生はテンポをかなり速めて弾くよう指示された。もう一人の先生は速い運弓で弾かせることはしない。だからいつももっさりと弾いている。O先生の教え方はメリハリがあって好ましい。最後に56番「子供とこぶた」をメトロノーム60のテンポで弾いて今日のレッスンは終了。


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