へたっぴ会

鎌倉の友人宅で開かれたホームコンサートに行って弾いてきた。毎年1回開催しているアマチュアの演奏会である。小雨がぱらつく鎌倉市内は連休中ということで混み合っていたが、裏道を通って午前11時に友人宅に到着。さっそくバイオリンの人やピアノ伴奏者とリハーサルをした。

午後2時には10人ほどが集まって音楽会が始まり、いろいろな楽器による演奏が続いた(演奏者は私以外は女性)。私は最初にバイオリンでバッハのドッペルコンチェルト(1楽章)を知人女性と演奏。ピアノ伴奏は非常に達者な大学の先生(女性)にお願いした。つづいて2台のバイオリンのみで「エーデルワイス」を弾いた。その後、他の人がピアノ連弾をやったり、フルートソロでバッハを吹いたり、三味線演奏などを披露。

それらが終わってから、私と一緒に参加した知人(バイオリンと掛け持ち)による二胡演奏があり「夜来香」など4曲を弾いた。最後の「賽馬」という賑やかな曲でバイオリンのオブリガートを担当。打楽器、手拍子も加わり大いに盛り上がった。さらにその後、歌曲の披露などがあり、今度はチェロでバッハの無伴奏組曲第2番「プレリュード」と「サラバンド」の2曲を演奏した。少し離れた次の間で聞いていた知人によると、音が木造の吹き抜け空間に響いて、いい感じに聞こえたそうだ。リハーサルの時に別室(絨毯敷き)で弾いた音はこもっていて面白くなかったとも。今日は湿度が高くてチェロにはありがたくないお天気。30分以上弾き込んでようやく楽器が目覚めた状態になったのと、元々遠音が効くので広い空間の方が音が伸びるようだ。

音楽の合間に飲食を楽しんでいたら、急にフルートの女性(この方も大学の先生)からフォーレシチリアーノ」(2本のフルートのための編曲)を初見で弾きましょうといわれ、バイオリンでセカンドパートを弾いた。ピアノ伴奏も加わり3人で合わせてみた。曲の初めと終わりはそろっていたと思うけど、途中は微妙。最後にチェロ、バイオリン、ピアノによる「見上げてごらん夜の星を」を合奏して今日の出番は終わり。合計5曲を弾いたらちょっと疲れた。演奏会は16時頃に終了し、その後1時間半ほど持ち寄った料理(ギリシア料理のムサカもあった)やお菓子(黒豆入り抹茶ケーキや麩饅頭)、鎌倉の名店で焼かれたフランスパン、果物、シャンパン、ウーロン茶などを頂戴しながら歓談。私が長野で買ってきた大粒のブドウ(シャインマスカットとクイーンニーナという品種)は好評で、糖度の高さを褒められた。外が薄暗くなった午後5時半にお開き。

帰り際、フルートの女性から、来年はバッハの「音楽の捧げもの」からフルート、バイオリンと通奏低音のためのトリオソナタを弾きましょうと提案された。4つある楽章を弾くと20分ほどかかる名曲である。私はチェロの担当。来年の課題曲がひとつ出来てしまった。



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