毎月恒例のマンション住民のためのミニコンサート

毎月1回開催している定例ミニコンサートをやった。今回はチェロ3本による演奏。曲目はバッハ無伴奏組曲第1番「プレリュード」(私のソロ)、オッフェンバックの2重奏曲1番(チェロ3本)、パッヘルベル「カノン」(3人なので旋律は2部)、「五木の子守唄」(チェロ3部)、アンコールにバッハ無伴奏組曲第1番「サラバンド」。

オッフェンバックは何度か弾いている曲だからまずまずの出来。パッヘルベル「カノン」では私は通奏低音を担当。旋律は女性2名に任せた。かなりスローテンポで安全運転に務めたが、上を弾く2人がだんだんスピードアップしてきた。焦ると自分で自分の首を締めるようなものである。こちらはイン・テンポをキープしたが、なかなかピタリと合わせてくれない。通奏低音に合わせる余裕がないみたい。それでも最後まで落ちずに弾き通せたので立派。女性2人はフウフウ言ってたが。

「五木の子守唄」は今回が初めての演奏。ピアノ伴奏でチェロがソロを弾く編曲譜を使った。私がソロを担当し、女性らはピアノ伴奏譜のヘ音記号の部分(ピアノの左手で弾くパート。2部に分かれる箇所がある)を弾いた。一昨日の事前リハーサルで初合わせした時、初見で弾かされた彼女たちから「遅いテンポで」とリクエストされたので思い切り遅くした。人の声で歌うのは無理なスローテンポ(標準的なテンポの2.5倍〜)。そうしたら深い井戸の底を覗き込むみたいな怖さが出てきた。聴衆からは荘厳な雰囲気があったという感想をいただいたが。





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