チェロアンサンブル#41

今日はO先生の指導日。サポージニコフ基礎教本の17番〜21番をさらった。前回休んだ人のためにデタシェ(分離するの意味)の復習から開始。

デタシェでの運弓のポイントは、弓の中ほど3分の1を使って弾く場合も全弓での腕の動きと同様にすること。肘や肩を柔らかく動かし、小手先だけでチマチマ弾かない。ダックスフントのような犬の背中をなぜてやるようなイメージで、ゆったりとなめらかに腕を動かすのがいいそうだ。

拍子を数えることに夢中になって、カクカクと節くれだった弾き方をしたり、運弓の最初に気合いを入れ過ぎて不要なアクセントがつかないように注意する。均一な音量で弾くことが肝要で、どの音符も凸凹がないように留意。

デタシェは基本中の基本だが、弾き癖が付いている人は無意識に音に凸凹を付けている場合もある。それが癖になっているため気が付かない。自分が出している音を客観的に観察しながら弾くとか、録音するなどの方法で凸凹がないかどうか確認することも必要。

17番と18番では4の指を弦から離さず押さえたままにする指定が随所にあるので注意。左手の構えを崩さずに維持するための練習である。指を不用意にパタパタさせてはいけない。弓を返す際にもパキパキさせないないよう滑らかな運弓を心がけるようにとの注意があった。

18番ではA線に移弦する際に、急に音量が増大する人も見られた。A線は鳴りやすいから音量を一定にキープするよう弓をコントロールする必要がある。

19番と20番は不均等な(分量の異なる)運弓練習。4分音符1つと、付点2分音符を同じ分量の全弓で弾いたり、4分音符1つとスラーでつながった4分音符2つないし3つを同じ量の弓で弾く。その際、速く弓を動かす必要が生じるが、音量は均一になるよう弓にかける圧力を軽くして過剰な音量にならないよう注意すること。

21番は3拍子の曲。3拍目を強く弾いて後押ししないように(強拍は1拍目に来る)。無意識に3拍目を強く弾く人もいる。






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