チェロ・アンサンブル#77

今年最初のO先生のレッスンだった。ひとり欠席で5名が出席。サポージニコフは昨年から持ち越した82番の「広い第4ポジション」の復習からスタート。♭が4つ並んだヘ短調の曲である。上のパートは平易だが、下のパートは音程を取るのが難しい重音が続く。特に3重音をピチカートで弾く場面が難儀で、皆さんの左手がまごついていた。続いて83番「第3ポジションと第1、第2、第3、第4ポジションの混合練習」をさらった。この曲も下のパートがややこしく、スラーでつなげられた8分音符がずらっと続いている。次回も再度練習することになった。

 

後半はヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンのチェロ4重奏曲「アヴェマリア」の5回目。曲の前半分は問題なく流れるようになったものの、後半になるとスタミナ切れなのか、不安定な個所が増えてくる。1番と2番はフレーズの終わり(4拍目)を端折る傾向があると注意を受けた。メロディを担当する1番と2番の呼吸が揃わない箇所があちこちにあるので、12月25日の自主練でこの点を改善する予定だったがメンバーが集まらず、問題は残ったまま。半月に1度、ちょっと合わせるぐらいでは、なかなか解決しない。また、曲の最後に出てくるフラジオの5回連続は徐々にテンポを遅くする必要があるけれど、皆さんフラジオで苦戦しているためタイミングを合わせる余裕がない。まだまだ練り上げが足らない箇所がいっぱい。この曲は当分継続することになるだろう。

 

練習後に近所のショッピングモールに車を停めて買い物をした。停車時間は40分ほど。車中にチェロケースを置いたままだったので冷えたのは確実。帰宅後、すぐにケースを開けず半日以上放置し室温に慣らしてから蓋を開けたら・・・4本の弦が全部緩んでいた。この時期、チェロを外に持ち出すのは温度変化が気がかりである。楽器の収縮に伴う板の剥がれも頻繁に起こる。面倒でも楽器は車内に置かず、持ち歩かないと危ないことを実感した。

 

 

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