チェロ・アンサンブル#85

O先生のレッスン6月の2回目。5名が出席。サポージニコフ教本は105番と106番の2曲をやった。マルトレとスタッカートの練習曲。マルトレはO先生の前任のS先生の時代に習ったので全員が出来ていた。スタッカートとの違いが判らないという人のために先生が説明してくれた。四分音符にスタッカートが付いている場合は、音を短く切るわけだが、八分音符と八分休符の組み合わせになるようなものと理解すればいいようだ。八分音符にスタッカートが付いている場合は十六分音符と十六分休符の組み合わせのイメージ。音を半分の長さでカチッと切る。106番では下のパートに出てくる重音(CとDis → CisとE)をハーフポジションで取る練習に時間をかけた。シンプルな重音を一弓で弾くのは案外難しい。指がもつれる・・・

 

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レッスン後半は、ショスタコーヴィチ「2本のヴァイオリンのための5つの小品」をチェロ用に書き直した楽譜を使ったレッスンの4回目。前回休んだ二人が来ているため、3曲目「エレジー」と4曲目「ワルツ」の譜読みを再度繰り返した。ファーストの楽譜はオリジナルのヴァイオリンで弾けばなんということもないが、チェロ用に編曲した場合はハイポジションが多発するため難しい。

 

今日は土曜日で雨天ということもあり、いつもの公民館の周辺道路は近所にある大型ショッピングモールに来る車で混雑がひどかった。ルートの選択を誤って渋滞につかまり、自宅から2時間もかけて練習会場に来られたメンバーもいた。その女性は、気の毒なことに2週間前、町役場のコンクリートの階段を下りてくる最中、足をのせた階段の滑り止めのタイルがずれて外れ、すってころりん。5段分を一気にころがり落ち、そこら中に打撲傷が出来たそうだ。声も上げられずに唸っていたら、当人がゴミ箱に衝突した音を聞きつけた人が見に来て発見されたという。気は若くても身体は年相応に老化している。とっさのことで手すりに摑まることもできなかったらしい。外階段は風雨にさらされ痛んでもろくなっている場合があるから、コンクリートの状態をよく見てないと危ない。面倒でも手すりに触れながら降りるのが安全のようだ。幸い、頭や骨には異常はなかったそうだが、まだ通院中で右手がしびれるとか言いながらチェロを弾いていた。高齢者が集まると盛り上がるのが病気やケガの話題。われわれのチェロアンサンブルも、だんだんそういう雰囲気になってゆくのだろう。

 

 

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