Bachのドッペルコンチェルト(3楽章)はエチュードみたい

今月からヴァイオリンで参加することになった城下町の弦楽アンサンブルの練習が6月23日にある。練習する曲は13曲もあるが、23日は以下の7曲の初合わせをするという。私がもらった楽譜はファースト・ヴァイオリンとセカンド・ヴァイオリンのパート譜が混在していた。

 

シュターミッツ「クラリネット協奏曲」の第三楽章

Bach「ドッペルコンチェルト」の第三楽章

Bach「主よ人の望みの喜びを」

Bach「G線上のアリア

J・シュトラウスラデツキー行進曲

シベリウス「アンダンテ・フェスティーボ」

あの素晴らしい愛をもう一度

 

 

こちらの6曲は7月以降に練習するらしい・・・

ヴィヴァルディ「夏」第一楽章

ヘンデル「水上の音楽」から「ホーンパイプ」

パッヘルベル「カノン」

「ユーレイズミーアップ」

もののけ姫

アメイジンググレイス

 

厄介なのはBachの「ドッペルコンチェルト」である。2本のヴァイオリンのための協奏曲は第一楽章は弾いたことがある(ヴァイオリンのソロとチェロパート)。第三楽章(トゥッティ)の楽譜をじっくり見たのは初めてで、ソロは大変だがトゥッティは簡単だろうと思っていたのが甘かった。途中、伴奏オケのファーストヴァイオリンが忙しくなる箇所が4回ぐらい出てくる。シャープとかフラットとかが混ざった十六分音符がうねうねと続いて、バッハによくある鍵盤楽器的な細かさ(第一楽章のチェロパートにもこういう嫌らしいところがある)。エチュードみたいな曲だが、アレグロ指定があるからかなり弾く必要がある。チェロアンサンブルでのゆったりテンポに慣れていると、こういう速弾きには焦る。単なる怠惰ともいえるが。毎日さらっているものの、徐々にスピードを上げている途中のため、弾ける速度の限界を超えると崩れてくる。初回練習ではどの程度のテンポで弾かされるのだろう?見当がつかないが、ソロを弾くお二人もえらいことだ。バッハを弾く時はお経を読むように、意味を深く考え過ぎず淡々と弾くのがいいと、いつぞや指揮者の先生から教わったことがあった。こういうフレーズを見ると、なるほどと思う。

 

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               ・・・・・最初はお休みが多くて余裕

 

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                ・・・・そのうちこんなことになって

 

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                ・・・・・まだまだ出てきます。ヒェ~

 

 

次回以降の練習曲であるヴィヴァルディ「夏」(第一楽章)などは、譜面上の音符は混みあっているものの、ヴァイオリン向きに弾きやすく作曲されているから、バッハと比べると案外難しくない。弾きやすさという点ではテレマンの曲も同様。アマチュアでも弾きやすい平易な楽曲をたくさん書いたテレマンは、生前はバッハを凌ぐ人気を得ていたというが、その理由はわかる。昔参加していたバロックアンサンブルではテレマンは常備曲みたいな存在だった。来週は音楽活動が集中していて、日曜に城下町の弦楽アンサンブル、火曜にもうひとつの弦楽アンサンブルの演奏会、水曜が同アンサンブルの練習、金曜に弦楽四重奏の練習(ハイドンの「五度」)と4回出番がある。偶然にスケジュールが重なったとはいえ、かなりの過密。

 

 

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