城下町の弦楽アンサンブル #4
毎月1回の練習をしている城下町でのアンサンブルの練習があった。午前9時の開始時間に揃ったのは私を含めて5名。あいにくの悪天候の響で遅参したメンバーが2名、楽器の運搬に難がある雨天の日はいつも欠席するコントラバスさんは今回も欠席た。
練習メニューは以下。
1)パッフェルベルのカノン(クラリネットが入る変則版)
3)もののけ姫
5)シュターミッツのクラリネットコンチェルト第3楽章
6)バッハのドッペルコンチェルト第3楽章
バッハ以外は比較的簡単。特にシュターミッツの曲は平易で弾きやすいが、同じようなフレーズを何度も繰り返すので退屈する。アマチュアでも楽しめる曲をたくさん書いたテレマンを思い出す。
最後に練習したバッハの2本のヴァイオリンのための協奏曲(第3楽章)は、それ以外の曲とは次元が違う。伴奏オケのパートは休符が多くて常時数えていないと落ちる危険性が高い。ソロとトゥッティが別々の動きをして絡み合うので、ジグゾーパズルを組み立てる作業のような印象もある。正確に決まれば美しいが、少しでもズレが生じると収拾がつかなくなる。実際に今日の練習でもアンサンブルが崩壊していた。
指導者さんが遅いテンポでオケだけ弾かせてからソロが加わったが、よそのパートを聞いていたら数えるのが遅れてしまうからソロを聞いて合わせる余裕はなかった。3楽章の頭の部分をさらっただけでも冷や汗ものだった。ここのアンサンブルの選曲はメンバーのリクエストで決まるらしいが、平易な曲とそうでない曲の落差が極端に大きい。それぞれのメンバーの好みが反映しているのだろう。