チェロのレッスン 41

個人レッスンは先週もあったが特に書くこともない内容だったので40回目の日記は省略。今日は41回目。

2月10日の発表会の前にピアノ伴奏者と合わせる機会が1月27日にある。今日はピアノ合わせ前の最後のレッスンということで、発表会のチェロアンサンブルで弾く曲の譜面をいただいた。スズキ教本第1巻〜3巻から選んだ曲目に、教師用の伴奏譜面が付いたもの。メロディならレッスンで習った曲ばかりで新鮮味がない。伴奏譜を練習しておこうかと思う。ついで、いつものブレヴァールのソナタハ長調の第一楽章アレグロを復習。軽く通して次の曲(同じソナタのロンド)に進むことになった。

ざっと全曲を通して弾いてみた。ロンドは繰り返しが多いのとポジション移動が少ないので、技術的にはアレグロより簡単かもしれない。しかし、踊りの音楽ゆえにリズム感をそれっぽく演出する必要があって、これはこれで難しい。

冒頭からアウフタクトで始まる曲で、ところどころにアウフタクトが顔を出す。そういう場面ではアウフタクトを丁寧に弾くようにとの指示があった。続いて1小節の最初のC音に付く前打音のDの弾き方をじっくり習う。Dは明確に聞こえる必要があるものの、もちろんCよりは控えめな音量にする。前打音は重すぎたり硬すぎてもいけない。

私が弾くとガシ♪ガッシ♪・バリ♪バッリ♪・・・みたいな無骨な調子になってしまうのだが、先生が弾くと、タラ・ランラン♪・・・とエレガントな舞曲の雰囲気が出てくる。ブレヴァールという人はモーツアルトと同時代の作曲家だから、ルイ15世〜16世時代のロココ調の雅趣が求められるのだろう。言葉で説明するのは難しいが、この感覚を音で表すのは厄介なことである。

27小節からの十六分音符の連続箇所はあわてず、じっくり弾く。一連のフレーズの終わりに来る八分音符の下行音形のところは、先生は、多少スタッカートぎみに音を短めに切って弾いておられた。楽譜は何の指定もないのでベタ弾きする箇所ではないのでしょうか?と質問したら、答えは・・・ごにょごにょ・・・

気分的にはスタッカートで弾きたくなるのだが、そういう指定がないのでここは「ベタ」で弾こうと思う。後半部にクレシェンドがかかっているから、音を短く切るよりも、ベターっとつなげて、音量を増やしていった方が、それらしくなるように思う。子供が飛び跳ねるような踊り方ではなく、もっとスタイリッシュでエレガントな大人の舞踏のイメージということ。

後半でも似たような十六分音符の連続箇所が何度か出てくるが、下行音形の場合は、4本全部の指を一気に押さえる必要があるとのこと。お約束の基本形であるが、テンポが速くなってくると指がバラけ気味になるので要注意。それと後半には拡張形を使う回数が増えるので、そこもチェックして、今日のレッスンはおしまい。




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