馬の尻尾の毛

弦楽器の弓に使う馬の尻尾の毛は、こんなところにも使われていたという例。

19世紀イギリス、ヴィクトリア女王時代に作られたティアラ。シードパールという小粒の真珠をつなぐ糸は、馬の尻尾の毛だそうだ。現在は高密度ポリエチレンとかステンレスワイヤーを使うらしい。そんな素材が無かった時代は馬毛。透明感のある素材だから、真珠とは相性がいいのかもしれない。毛を通すため、直径1〜2mm程度の小粒真珠に孔をあける作業も大変な手間である。人件費が安かったインドでやらせたという話もある。このティアラは薔薇の花飾りの裏面にコイルばねが仕込んである。微振動で花飾りがユラユラと揺れる。江戸時代の日本のかんざしでも、同じような仕掛けを見たことがある。考えることは、どこでも同じ。

http://www.shiga-amuze.com/news/2013/09/post-2.html













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