グループレッスン 56

今日はS先生のご都合で開始時間が1時間くりあがって、朝9時からのグループレッスンとなった。ウエルナーの1ポジと4ポジ混合練習曲、ドッツァウアーの5番などををやった。

ドッツァウアーの5番は八分音符が「タタタ・タタタ」と延々と続く。S先生は譜面どおりに弾かせた後で、突発的にリズムを変更して弾く練習を始められた。

「タ・ター・タ」とか「タータタ」とか「タッタ・ター」とか、いろいろ。

メンバーの皆さんは面喰った様子だったが、変則リズムで練習しておくと、正規のリズムで弾くのが簡単に感じられるようになるのだそうだ。

11時にグループレッスンが終わり、その後は、いつものようにY夫人邸に移動して4名で自主練をやった。ゴルターマンの「レリジオーソ」とか「クリスマスソングメドレー」などをたっぷり。 クリスマス用のチェロ4重奏曲は、和音がきれいに合って、いい気分で弾けた。

途中、休憩を何回かはさみながら、夜遅くまでやった。朝9時からチェロを弾き始め、終わったのは夜10時。13時間の長丁場。アンサンブルの楽しみを覚えて、どっぷりと漬かり始めているわれわれの仲間に、防音完備の練習室をお持ちのY夫人がおられたのは僥倖だった。

そのY夫人が使っておられるチェロは、スズキの普及品(中古)をネットオークションで落としたもの。キンキンした金属的な響きが耳障りで、ガサツな音を出す楽器だった。最近、この楽器の駒と魂柱を新調したところ、音質がまるで別物に変わってしまった。調整後に交換した弦(スピロコア、ラーセンの組み合わせ)がなじんできたようで、今日は、まろやかで潤いのある音がバンバン出ていた。以前の魂柱は切断面が雑に仕上げてあり、表板、裏板と密着していなかったそうだ。駒も反って変形していた。これらを解消したら劇的に音質が向上した。あまりの変わりぶりに、ただただ驚いてしまった。







にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村