弓の製作証明書が届く

12月12日に購入したチェロ弓(アルシェ創業30周年記念弓)の領収書が見つからない。お店に電話で問い合わせたら、渡してなかったので後日郵送するという。ついでに製作証明書も同封するといっていた。

それから10日間が経過。ようやく届いた封筒には領収書、メーカー発行の保証書、鑑定書みたいな書式の製作証明書が入っていた。

はがきサイズの保証書は三つ折りになっていたので、細長いケースの中に入れてあったのだろう。購入した際、私には弓本体のみが渡され、自分のチェロケースに収納して帰ってきた。弓のケースと中の書類は店側に残ったままだったようだ。こういうモノをお店で買う経験は多くないから、こちらも不慣れ。いろいろと忘れ物をしてしまった。

立派な製作証明書には、トルテモデルと書いてあった。角弓できらびやかなスクリューが付いている理由が分かった。10日間使ってみたが、ボーイングの安定感は素晴らしくいい。他の手持ち弓では苦労する難所もすんなりクリア出来るので、おそれいった。ステイックは細身なのに、どっしりした弾き心地があり、発音のきっかけが明確で掴みやすい。アタックも容易に出来る。 しかし、スィートスポットは狭いので、運弓には気を使う。ラフな弾き方をすると、すぐに音が粗くなる。以前、楽器屋さんから腰の強い弓は硬い木を使って制作されているので、音は辛口になると聞いたことがある。この弓はまさにそんな感じ。

これで音色がまったりしていれば、値段は3ケタ台に跳ね上がるだろうが、高額弓でも新作は若い音しか出ない。音色をとやかくいってもしょうがない。オールド弓みたいな熟成した音は出ないと割り切って使うことになる。操作性は飛び切り優秀だから、コストパフォーマンスは十分に高い。










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