グループレッスン  75

今回は隣市の公民館ホールでのレッスン。ビル4階にある150席程度の小ホールは音響効果が良好。残響音が多いから気持良い。いつもの音階練習の後、アンサンブル会で弾く予定の「海」と「浜辺の歌」の練習をした。

午後からは会場を移して、オケのチェロのパート練習があった。午前中と同じS先生のご指導で、ラロの「スペイン交響曲」を見ていただいた。

この曲、交響曲といっても実体はヴァイオリン協奏曲である。伴奏部分にピチカートがかなり出てくる。重音にPIZZの指定がある時は上の音から弾き始め、ARCOの場合は下の音からから弾くのが一般的というお話を伺った。

途中でSUIVEZ(仏語 シュイヴェ 〜にしたがって、〜に続いての意味)という見慣れない言葉が五線上に何度か出てくる。これは何だ?ということになり、調べたら伴奏楽器のための指示で、ソロパートのテンポと強弱に従うこと。独奏者に合わせる意味。ソリストがテンポを揺らす場合があるのでソロの様子をよく見なさいという注意だそうだ。

その他、弱音器の装着の指定についての説明も伺った。

譜面にMETTEZ  la  SOURD と書いてあると、ここでミュートを装着しなさいという意味。実際に弾くのはSOURD と指定してある箇所から。

OTEZ  la  SOURD と書いてあると、ここでミュートを外す意味。SANS SOURD と指定されているところから実際にミュート無しで弾く。

オケ初参加のメンバーの中には、ゴムミュートを持っていない人が3名いた。2穴タイプと1穴の2種類があり、弱音効果に優れるのはサイズが大きな2穴タイプだが、ウルフキラーを弦につけている楽器なら1穴タイプの方が使い勝手が良いとか、そんなことを説明しておいた。



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