グループレッスン 89

久しぶりのグループレッスン、最初にウェルナーをやった。このところシューマンを弾いていたので、ウェルナーは過去の思い出のような気分。セカンドポジションだけで弾いてゆく練習曲では、なんとなく指が自動的に動いて音を探している感じ。ややこしいシューマンをさらった成果かもしれない。

その後、来年のグル―プレッスン最終発表会(5月に予定)で、一同で弾く「ムーンリバー」の譜読みをやった。4部のチェロのための編曲譜である。まずは序奏と主旋律の出だしを初見で合わせてみた。いきなり和音が綺麗に合ったのでS先生も絶賛されていた。ファースト以外は、序奏部は2分音符とか全音符とかの白い音符が並んでいるだけだから簡単といえば簡単だが、音程が揃っていることが重要。ソロをやると緊張からへろへろになる人もいるが、合奏だと安心して弾けるのだろうか、安定感があった。この調子なら案外早く仕上がって、もう2曲ぐらいいけるかも。

午後はオケのパート練習に参加。アンコールで弾くチャイコの「くるみ割り人形」からの2曲「トレパック」「花のワルツ」の最初の練習をやった。

「花のワルツ」の例のメロディは、トリルの処理が遅れ気味だったので、S先生からチェックが入った。その後、参加メンバーの中の最年長の女性(70歳)から質問が出た。「初歩的な質問で申し訳ありません。ここはこの音でよろしいのでしょうか?」S先生が検討した結果、チャイコのパート譜にミスプリがあることが判明した。細部をよく見ておられる。

続いて、ベートーヴェン交響曲第7番の1楽章、2楽章をさらって、今年のパート練習は終了。オケに所属されているS先生の12月は「第九」と「くるみ割り人形」の公演で混み合っている。パート練習を指導する時間が取れないので、年内は今回で終わり。


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