ゲネプロ

夕方から地元の文化会館ホールでゲネプロがあった。午前中は同じ施設内でグループレッスンがあったので、私を含めて3人が居残り、チラシの挟み込み作業などを手伝って時間をつぶした。2チームに別れて挟み込み(8種類ぐらいの演奏会のチラシをパンフレットに挟んでゆく)をした。テーブルの上に置いたチラシを一枚づつ取って、テーブルをぐるっと回ってゆく人海戦術。向こうのチームに負けてはならじと、私はシャカシャカとお手伝いさんらを煽ってしまった。結果、案外と早くに作業が終わった。メデタシメデタシ。

・・・ってなことでゲネプロ。ホールのステージに並べられた椅子は座面が低くて傾斜角度があるパイプ椅子である。背が高いチェロ弾きにはありがたくない椅子。なので、私は2段重ねで座ることにして、倉庫から椅子を持ってきた。それを見ていた他のチェロの人たちも真似して2段重ね、3段重ねをやりだした。危なくないの?とか、不安定じゃないの?とか言ってたが、座ってみたら全然OK。こりゃ具合がいいわいとなった。身長が高い人には3段重ねでもいい感じだった。ただし、ステージの一番外側(客席側)の方がこれをやったら、客席からの見栄えがイマイチとの意見も。

文化会館のホールには座面の高さ調節が可能な背もたれ付きピアノ椅子が8脚ある。チェロ奏者が使っていい椅子なのだが、今回はそれらは使わずに放置している。理由を聞いたら、各パートのトップ奏者が使うVIP席だからだそうだ。ふ〜ん。今回は、どのパートトップも普通のパイプ椅子に座っているから、ピアノ椅子の出番はないらしい。ピアノ椅子を使っちゃイカンというなら、2段重ねで対応するしかない。

しかし、ゲネプロの様子を見ていたステージマネージャーが、パイプ椅子を2段重ね、3段重ねしているチェロの人(主に男性)には、本番当日はピアノ椅子を用意すると言ってくれた♪椅子問題はこれで解決。

コンマスがあれに座っているプロオケを見て、玉座みたいな権威付けのための椅子と考える解釈が出てきたのだろうか?


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