ヴァイオリン教室#7

「新しいヴァイオリン教本」第1巻の練習曲6番の復習から始まって27番まで進んだ。前回は26番までやったが、全弓と半弓の違いが分からない人がいるため(=リズムの違いを正確に数えられない)、再び6番に出てくる4分音符と2分音符を弾き分ける練習に戻った。

四分音符で開放弦を弾く時は弓の半分を使い、2分音符の時は全弓を使う。この単純作業が出来ないでまごついている。腕は動くから、頭が正確な指令を出していない=音符が意味する時間の違いをカウント出来てないということ。

レッスン参加者の年齢は30代から80歳までと幅広い。リズム感が曖昧な層は高年齢側に偏っている。楽器を始める場合、まずは楽典を読むべきだろうが、そういう基礎知識が皆無に近い状態で楽器をいじっている。先生がホワイトボードに絵を描いて、音符の違いの意味を説明なさっても、わかっていない。基本ソフトを入れてないPCはタダの箱だが、それに近い状態なのだろう。

次回は途中で飛ばした24番「アマリリス」をやる。移弦が出てくるので保留扱いになった曲である。今後、音階や複雑な曲へと進んでゆくと、数えられない人たちは困ったことになるだろう。教室の主催者は「誰でも参加できますよ〜」「老後の楽しみのためにバイオリンをやりましょう♪」と呼びかけ、物理的に楽器や弓を駆動出来さえすれば弾けるという幻想を売ったのかもしれない。




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