ヴァイオリン教室#33

生徒数が15名と過去最大になった。グループレッスンとはいえ、ひとりの先生が指導できる限度を超えていると思う。ズラーっと居並ぶ姿を順に眺めるだけでも大変。人数が増えたのは最近見学に来た女性(70歳代)が入会したため。現在4期目となるこちらのヴァイオリン教室の2期生だった方と聞いている。楽器を取り出して何やらゴニョゴニョ。幹事さんが慌てて弓毛に松脂を塗っていたから、毛替したばかりで音が出ないのだろう。

レッスンは「新しいバイオリン教本」第1巻55番「雨だれ」と56番「子供とこぶた」の2曲をやった。前回のレッスンと同じ内容である。重音が出てくる箇所を重点的にさらった。「雨だれ」は今日で終了し、60番のト長調ボーイング練習まで進む。「子供とこぶた」に関しては、どの音を半弓で弾くか、あるいは全弓で弾くのかの細かい指定を先生にリクエストした人がいて、その説明に結構時間がかかっていた。

16小節しかなく、大半が繰り返しの単純な曲。8分音符、4分音符、2分音符が混ざっているとはいえ3種類。8分音符は半弓、2分音符は全弓として、4分音符はその中間で弾けばよい。リズムを数えながらイン・テンポで弾けば、音符の長さによって自ずと弓の使用量は決まってくる。

先生はすべてを教えてくれるわけではない。どう考えればよいか、そのヒントをくれるだけである。その先は各自が自分で考えて弾かねばならない。「数学で言えば解き方を教えてるのであって毎回答えは教えれません」という若手の指導者もいる。大人は頭を使いましょうといいたいが、「大人は頭で考えすぎる。感覚で覚えず、言葉で覚えるから妙なことになる」という意見もあるので厄介。





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