チェロのレッスン 129

新年最初のレッスン。バッハ「無伴奏チェロ曲第2番」の4回目。弾き慣れてきたプレリュードは「まぁ〜・・いいんじゃない」とのこと。 まだスラーをほとんどかけないぶつ切り奏法なので、今後はなめらかな抑揚を付けてゆくことになる。
(横山真一郎さんのスラー無し楽譜を使わせていただいている http://javanese.imslp.info/files/imglnks/usimg/3/35/IMSLP268080-PMLP04291-Bach_6_Cello_Suites_without_slurs_Yokoyama_2013.pdf

アルマンドは後半の15〜18小節あたり、拡張で取るBが連続する部分での広い手の型を維持するよう注意された。指を広げっぱなしにするには結構筋力を使う。つい「休め」の体勢に入ってしまうが、それはダメ。

続くクーラントは2小節の重音Cis,G,Aをどう弾くかを相談。譜面では最下音のCisを伸ばしたまま次の音につなげるよう書いてある。つまり上から下に向かって和音を弾き始めることになる。他の多くの重音は下から上へと弾くから、ここだけ違うパターンということ。他と同様に下から上に弾く方が楽だけど、そうもいかない。また、25小節で交互に出てくるGを3の指で取る際、3の指を指板から離さず貼り付けたまま弾くことを徹底するようにとのこと(指の筋トレ)。

サラバンドはテンポが遅いのでリズムのカウントが崩れないよう正確に数える。付点音符の伸ばし方は特に注意が必要。17〜18小節のB〜A、As〜Gは、チェロ弾き好みのため息モード。それを意識するといいそうだ。何度も出てくる重音=下の音を伸ばしつつ上の音が切り替わって行くような箇所は、楽譜通りに弾くと下の音を伸ばしたまま上の音をかぶせることになるが、実際はそうもいかない。どうするかというと、下の音を太くしっかり強調して弾いて切る。そうすると聴感上は下が伸びているような気になるという。

メヌエットにも入りそうになったが、冒頭の重音からシンドイので次回以降に持ち越しにしてもらった。

基本的な理解は出来ているから、どんどん先に進んで構わない・・・といわれても苦手のメヌエットは最後にしてジーグを先にさらおうと思う。♭系の曲では1の指の拡張型が多く出てくる。その時の広げた手のフォルムを崩さないよう留意することが肝要との注意があった(指の筋トレを続けるようなものだ)。



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