弦楽アンサンブル #24

グリーグ「2つのノルウェーの旋律」op.53の1回目。今回のコンミスは初めてお目にかかる人。同じ主催者による管弦楽団の方に演奏員として参加している韓国から来られた女性らしい(常時7〜8人のプロが弦の各パートに参加してアンサンブルを補強している)。最初にこの方の指導で30分のパート練習をやった。ヴァイオリンはえらく威勢がいいアグレッシブな弾き方だったけど、日本語は少したどたどしいところがあった。

2つのノルウェーの旋律の1曲目はアレグロ リゾルート(速くきっぱりと)の指定がある。パート練習で、いきなり快速テンポでやり始めるので焦った。日本人の先生の場合は初回合わせは遅目のテンポで音を確認してゆくが、今日の先生はそういう手加減はしない。本番でのテンポでどんどん弾く。なので今日、見学参加で弾いていた女性は面食らった様子だった。

2曲目はレントでゆったり。先生は途中で弓順を変える指示とか要所の説明をしながらチャッチャと弾き進む。もたもたしないから練習効率がいい。パート練習でテンポ感を掴んでいたので、全体練習は弾きやすかった。皆さん上手だから初めて合わせる曲でもスムーズに通ってしまう。同じ作曲者による「2つのメロディ」に比べると、こちらは演奏される機会がぐっと少ないそうだ。管弦楽曲とは違っていかにもシンプルできれいな佳作。弾くことも聞く機会も少ないとはもったいない。



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