ヴァイオリン教室 #87

久しぶりに解放弦でのロングトーンの練習から開始。O先生が各人のボーイングを見て回り、変な癖が付いてないかをチェック。チェックポイントは、弓先で音量が減らないか、弓を返す際に妙なアクセントが付いていないかなど。以前、私は弓先で返す時に、指弓を使い過ぎると注意されたので、そこを意識して指は固定してベタ弾きになるよう弾いた。こういうことは時々先生にチェックしてもらうと思い出すけど、普段は気にしてないような気がする。

次に「新しいバイオリン教本第2巻」38番と40番(変ロ長調の音階練習)の復習4回目をやった。40番は重音を混ぜて弾く課題による演奏をした。単純な練習曲とはいえ、重音を均一の音量で滑らかに弾くのは毎度難しい。2本の弦に当てる弓の角度をしっかり固定したまま弾き続けないと、音にむらが出てかすれたりする。その後、41番「アレグレット」、42番「わかれ(ドイツ語の原題では「あの低一地方の下に」)」をピアノ伴奏付きで練習した。経験者と初心者の大きな違いは、弓毛と弦が接触する位置が経験者は一か所に固定されて変動せずに弾いていられるが、初心者は前後左右にぶれまくるという指摘があった。

休憩後の後半は、11月のアンサンブル会に出る人のためにピアノ伴奏を付けて「星の世界(いつくしみ深き)」と「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク(2楽章の前半)」を練習した。私は日程の都合が悪くて不参加となるため後方で聞いていた。譜面にあるピアノ、フォルテ、クレシェンド、デクレシェンドの指定は守られていないため、まだ一本調子な弾き方になっていた。細かい表情を付ける余裕がないのはレイトの人が多いアンサンブルの常といえる。とはいえ、ファースト・パートを弾く3名は経験者で固めていたから普通に安定して弾けていた。来月3日には出演する人だけ集めて特訓するそうだから、そのあたりで強弱を付けてゆくのだろう。


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