弦楽合奏#15
いつも練習会場として使っている公民館主催のイベント「家庭教育学級 スイート・ハート・スクール 趣味講座:音楽にふれてみよう!(演奏&楽器体験)」という企画で演奏した。平日の午前10:00〜11:40 という時間帯なので、来られたお客さんは近所の主婦ら30名。 最初に演奏を披露、次に楽器に関するレクチャー、最後が体験コーナーというメニューだった。
- 演奏曲目
① 結婚ワルツ
② いい日旅立ち
④ 黒い瞳
⑤ 私のお気に入り
⑥ Birthday
⑦ 慕情
⑧ ユモレスク
⑨ さんぽ
- 弦楽器のお話
メンバーの弦楽器制作者とヴァイオリン奏者の2名が楽器の構造などを解説。弦楽器工房のご主人は、表板を剥がしたヴァイオリンを持ってこられ、楽器の中の構造がどうなっているのか、実物を見せながら話していた。
- 楽器に触れてみようのコーナーでは弦楽器工房から以下の楽器が搬入された。こういう在庫がないと、楽器体験は普通は出来ない。
Vn(4台)、Va(1台)、Vc(1台)
主婦らがいくつかのグループに分かれて、順番に弦楽器に触れて行った。それぞれメンバーが構や弾き方を教えていた。
演奏はまずまずの出来だった。今回はファーストは3名、セカンドは6名、ヴィオラは2名、チェロ1名、コントラバス1名の合計13名で演奏した。私はファーストヴァイオリンを担当。すぐ隣で弾いていたこのグループの指導者はセンテンスの最後、語尾まできっちり弾き込む姿勢が鮮明で、メリハリを強調した弾き方をされていた。言葉尻があやふやになるというか、アマチュアの演奏は尻切れトンボになり勝ちである。個別の音符を音にする場合、最後までしっかり音を伸ばして音量を減らさず(尻すぼみにせず)、くっきりとフレーズを弾き上げるお手本を示していた。譜面自体は難しくはないけれど、そういうところに力量の差が出てくる。
私は次の日曜日(11月4日)に鎌倉の知人宅で毎年1回開かれるホームコンサートで、バッハ「音楽の捧げもの」のトリオ・ソナタのチェロパートを弾く予定になっている。ヴァイオリンとフルートの奏者とは1年ぶりの邂逅となる。ほぼぶっつけ本番で合わせるけれど、どうなるやら。