弦楽合奏#16
毎月恒例の公民館での演奏会に出た。先週から風邪で喉の調子が悪く、ヴァイオリンを構えると咳き込むため、ヴァイオリン教室も休んだ。というわけで、今日の演奏会も参加を躊躇していたが、私が行かないと人数不足になる可能性が高いため、出かけることに。演奏中は咳が出そうで、のど飴を終始口に含んだまま。
現地でのリハーサルは12時10分開始。ファーストは2名、セカンドは5名、ビオラ2名、チェロ1名、コントラバス1名が出席。案の定というべきか、主旋律を弾く人が2人しか来てない。持参した楽器は7週間前に弦(オリーブ)を張り替え、本格的に弾くのは今日が最初。十分馴染ませて使ったことになるから、ガット弦の弱点であるピッチ変動もそれほど大きくは動かなかった。5名いるセカンドに対抗するため、頑張って大きな音で弾いた。弦が新しいのでブリブリのブリリアントな音が出た。ゲネプロは1時間で終了したが、その頃にファーストの男性(80歳近い)が遅れて到着。会場を間違えたそうだ。1時間も近隣で迷っていたらしい。
本番は13時30分から、お客さんは30人ほど。演奏曲目は・・・・
① いつでも夢を
② 青い山脈
③ 故郷(ふるさと) <歌>
④ 七つの子 <歌>
⑤ みどりのそよ風 <歌>
⑥ エーデルワイス <歌>
⑦ にっぽん昔ばなし
⑧ 結婚ワルツ
⑨ 黒い瞳
⑩ ユモレスク
(アンコール) 赤いスウィートピー / 青い山脈
青い山脈ではファーストを弾いている方(実質的なコンマス)が繰り返し位置を間違えたため、隣にいた私は思わずストップ。間違えたご当人は涼しい顔で違う部分を弾き続けていた。セカンドが担当する伴奏との食い違いがすごいことになり、対位法的な雰囲気。どこでリカバリーするのか、しばし様子見。やがて正しい位置に復帰したが、アンコールで2曲目をリクエストされた時に「青い山脈」を選んで弾き直した。この団体はメンバーがPCで作った編曲譜を使っている。素人の手作り楽譜のため、市販されている譜面とは一味違う。繰り返し部分の記載方法に不自然なところがあって、間違えやすいのだ。
リハーサルが終わって本番までの30分間にファーストヴァイオリンの方といろいろ雑談をした。今年69歳になられたそうだ。定年退職後にアンサンブル三昧するつもりだったが、同じグループにいた同世代はそのまま仕事を続けているため、時間が合わせずらくなったとか。現在1つのグループが毎月1回の頻度で開催するアンサンブル活動に参加し、合計10グループも関わっているという。今度、一緒に弦楽四重奏をやりましょうということで、私もヴァイオリンかチェロで呼んでもらえることになった。