ヴァイオリン教室 #122

先週のレッスンは風邪で休んだが、今回も欠席者がいて生徒は6名と少なかった。今日来られた指導者はO先生だった。「新しいバイオリン教本第3巻」の11番とか20番とか、セカンドとサードポジションを使う音階練習はさらっと通して、ボーイングの再確認に時間を費やされていた。O先生が来られるのは何か月ぶりかになる。久しぶりに生徒を見るとボーイングの乱れが気になったらしい。弓先での音抜けとか、不用な圧力によるギザギザ発音の修正とか、いろいろ細かく見ておられた。

 

 カイザー1番ではデタシェの弾き方、強弱指定の順守、音程が危うくなるシャープ記号、ナチュラル記号が出てくる小節を重点的にチェックされた。スピト・ピアノの指定箇所も先生が注意された途端にきれいに出来るようになった。先生の的確な指導の有無でこうも違うかと思うほど。

 

 「新しいバイオリン教本第3巻」54番のバッハの「ブーレ」は楽し気な踊りの音楽であることを意識するようにとのこと。バッハによく出てくる同じフレーズの繰り返しで徐々に下がってくる低音と、その上に加えられたパターン化した高音パートが混ざった分散和音形の弾き方のポイントについても解説があった。O先生のレッスンでは、なるほどと思う含蓄のあるお話が多いから毎度感心させられる。

 

 次回は12月7日。「新しいバイオリン教本第3巻」43番。ヘンデルの「ヴァイオリンソナタ第3番」の第二楽章アレグロが宿題として選ばれた。十六分音符がひしめき合っている曲である。経験者3名はともかくも、初心者の皆さん3名はいきなりで大丈夫か?

 

 まだ風邪が完治してない私は、マスク着用、終始のど飴を含んで練習に参加した。ヴァイオリンをあごの下にはさんで構えると咳が出てきそうで困った(実際は出なかったが)。

 

 

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