ヴァイオリン教室 #124

今日の指導者はO先生だった。 初めに「新しいバイオリン教本第3巻」38番、39番の「フラジオレットの練習」をさらい、ようやくフラジオの練習は全部終了。続いて43番のヘンデル「ヴァイオリンソナタ第3番」の第二楽章アレグロの2回目をやった。隣の女性が使っているテキストは昭和44年版、私のは49年版、両方とも現行版にある6小節目のP指定がなかった。他にもP指定の位置が変わっている箇所があることが判明した。版を重ねる際に少しずつ楽譜をいじっているようだ。

 

ヘンデルでは、移弦を繰り返して分散和音を弾く箇所で重点を置くべき音はどれかとか、ギクシャクしない滑らかなボーイングの必要性とかを教わった。O先生のお話は提供される情報量が多いので勉強になる。さらに65番の「ブラームスの子守歌」の1回目をやった。セカンドポジションとサードポジションが混在する指定があるため、指番号を確認した。わざとややこしいポジション移動を設定してあるが、ファーストポジションとサードポジションの組み合わせで弾いた方がやりやすい。この曲はスローなテンポで弾くためヴィブラートの練習に向いているそうだ。

 

先生方は33番「ゴセックのガボット」、34番「ベートーヴェンメヌエット」、41番「ボッケリーニのメヌエット」の3曲を避けているようなので、休憩時間に理由をお聞きした。スタッカートの連続指定がある3曲を外す理由はO先生もご存じなかった。もう一人のI先生に聞かないとはっきりしないが、フラジオの練習に時間を割いてきたのだから、もっと利用頻度が高く、弓のコントロールが難しいスタッカートでの飛ばし弓の練習も是非やってもらいたいとお願いしいた。他にもそう思っている生徒がいるのだ。カイザー1番はテキストの音符を十六分音符4個ずつに分割して弾く練習をしたが、さらっと流れていた。今年のレッスンは今日で終わり。

 

 

 

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