チェロアンサンブル#60

毎月2回開催しているチェロ・アンサンブルは、最近は2か月に3回の割合で先生に来てもらって指導を受けている。2か月に4回ある練習日の残り1回は自主練になる。今日はその自主練だった。5名全員がそろい、ゴルターマン「レリジオーソ」の復習と「ノクターン」の練習をやった。2曲とも3部構成で、前後は平静な雰囲気、中間部で曲想が変化して盛り上がるパターン。「レリジオーソ」の中間部は、今日は思いっきりテンポを煽ってみた。控えめというか、大人しく演奏する人が多いから、音量変化もテンポの変化も、多少やりすぎぐらいで丁度よくなる傾向がある。最初はグダグダいっていたメンバーも、快速テンポで弾く練習を繰り返すうち、ノリノリになってきてドラマチックに盛り上がる演奏に仕上がった。この曲、何度もやっているが、今日はこれまでにない熱演タイプの演奏になり、一同大満足。6年間続いているチェロ・アンサンブルで、今日みたいな達成感を感じたのは初めてかも。

一方「ノクターン」の中間部は、女性メンバーにどんなイメージを想像するか聞いたら、風にあおられてレースのカーテンがふわっと膨らむような情景だそう。緞帳の重々しい幕が上がる雰囲気ではないとも。そんなイメージの演奏にするため、十六分音符が連続するところを、軽やかに、滑らかに、流れるようにさらっと弾く練習をした。なかなかすぐには実現出来なかったが、何をすればいいのか目標はつかめたと思う。来週は先生が来るので、各自の練習成果に期待したい。


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