ヴァイオリン教室 #108

I先生の単独指導だった(もう一人のO先生は先月からイタリア・ボローニャに6週間ほどお出かけ中)。「新しいバイオリン教本第2巻」55番「長調短調の音階練習」のニ短調の11回目の復習とト長調の3回目からスタート。ニ短調は今日で終了し、次回はロ短調をやるそうだ。

次に63番「ザイツのコンチェルト第2番」1楽章を最後まで見てもらった。十六分音符が続く箇所を正確に弾かせるため、先生は超スローテンポを採用された。楽譜にはAllegro non troppo(快速に、しかし速すぎずに)の指定があるけれど、カタツムリのようにノロノロなので、かえって弾きにくい。あまりに遅いため先生まで拍子を数えるのを間違えたほどだ。

アドリブ指定があるカデンツアもうまく揃わないが、テンポを遅くしても、この段階の曲になると弾けない人は、もはやお手上げ状態。指導の途中で先生は何度も考えこんで黙ってしまわれた。ザイツのお稽古コンチェルトを、レイト揃いのグループレッスンで教えるのは、いかにも難しいと思われた。



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