2016-01-01から1年間の記事一覧

ミセス・バッハ

「ミセス・バッハ」という番組をNHK・BSで視聴した(イギリスで制作された2014年の番組)。バッハの後妻のアンナ・マクダレーナは実は大変な才能を持った作曲家で、大バッハの作品として知られている名曲(たとえば「無伴奏チェロ組曲」とか「ゴルトベルク変…

チェロのレッスン 130 

1月初旬にやってしまったぎっくり腰。個人レッスンを長期間休むことになったが、ようやく再開した。1月6日以来となる今年2回目のレッスンである。この間、S先生は遠方に転居され、今後も時々こちらに戻って来て指導を続けられる予定だが、教室のチェロ指…

楽器屋さんのこと

年度末の決算セールの時期。楽器の購入を検討している人もいるだろう。参考までに私の経験を書いておこうと思う。以前、古くから付き合いのある某弦楽器店で1985年にブダペストの作家が作ったチェロを見せてもらったことがある。DMで届いたセールのチラシに…

ヴァイオリン教室#34

今日はモスクワ留学経験のあるO先生の指導だった。無駄な繰り返しをしないので進み方がスムーズ。教え方のテンポ感が早いから小気味良い印象を受ける。前半の1時間はロシアで使われている子供用テキストの左指の練習曲をやった。ロシア語で何か書いてあるが…

弦楽アンサンブル #23

グリーク「2つの悲しい旋律」op.34の2回目。簡単な曲だから皆さんもう出来上がっている。全体練習の前のパート練習では主にfpでの弓の使い方、分量配分とか弓速の調整、弓の急な戻しなどを集中的にさらった。音量変化にメリハリを付けて、ダイナミックレン…

自宅マンションでのミニ演奏会

12時に自宅マンションの管理棟に4人が集合してリハーサルをやり、13時過ぎから開演。お客さんは女性ばかり10人ほどが集まった。最初に3月11日の地震から5年目ということで、私がバッハ「無伴奏チェロ組曲第2番プレリュード」を弾いた。しんみりと…

久しぶりの自主練

明日、毎月恒例の自宅マンションでのミニ演奏会をやるので、出演者4名が近隣のF市の公民館に集まって練習をやった。17時から22時まで借りた部屋は工作室。床はコンクリート打ちっぱなし。壁もコンクリだから残響豊富でかなり気持ちよく弾ける。同じ施設…

ヴァイオリン教室#33

生徒数が15名と過去最大になった。グループレッスンとはいえ、ひとりの先生が指導できる限度を超えていると思う。ズラーっと居並ぶ姿を順に眺めるだけでも大変。人数が増えたのは最近見学に来た女性(70歳代)が入会したため。現在4期目となるこちらの…

3月11日

5年前の3月11日の午前中、私は都心で開催されるレセプションに出かける準備をしていた。しかし、虫の知らせというか出るのが億劫に思えて外出を中止した(現地に行った知人の中には動きが取れず帰宅出来なかった人もいた)。地震が発生した時間はNHKが再放送…

指揮者ニコラウス・アーノンクール

3月5日に86歳で亡くなったニコラウス・アーノンクールの芸風については賛否両論があったと思う。ベームとかカラヤンの演奏スタイルが主流派だった80年代までは、バロック音楽の専門家としての仕事しかしてなかった。レオンハルトと共同で、史上初となるバッ…

ヴァイオリン教室#32

レッスンの前半1時間はロングトーンでの音階練習をやった。駒寄りを弾いてのフォルテと、指板寄りを弾くピアノを交互に。後半1時間は「新しいバイオリン教本」第1巻の56番「子供とこぶた」、55番「雨だれ」の2曲を練習した。2曲とも簡単な重音が出…

弦楽アンサンブル #22

3月から5月までの3ヶ月は、グリーク「2つの悲しい旋律」op.34と「2つのノルウエーの旋律」op.53の4曲をまとめてやる。今日はその1回目で「2つの悲しい旋律」をやった。前回までのベートーヴェン晩年の弦楽四重奏曲第14番と比べると随分と平易な楽…

「カラヴァッジョ展」を見る

上野の西洋美術館で「カラヴァッジョ展」のレセプションがあったので出かけた。バロック絵画の巨匠カラヴァッジョの現存作品は60点ぐらいらしい。所蔵先を紹介するパネルを見たが、ヨーロッパとアメリカに集中していた。 今回の展覧会には貴重な作品が10…

今風の葬式

1月10日、58歳の若さで脳梗塞により亡くなった女子美術大学の先生のお別れ会があった。多少関わりがあった人だから東高円寺の女子美キャンパスに行ってきた。「アートプロデュース表現領域」という学科の主任だったそうで、葬式セレモニーもその「アー…

ヴァイオリン教室#31

今日はいつものI先生ではなくO先生の指導だった。モスクワ留学経験があるO先生のレッスンは、話の内容に新しい知見が多くて「へぇ〜っ」と思うことが多い。テキストに使っている1969年に初版が出た「新しいバイオリン教本」は、47年間に内容が更新され…

マンション住民対象ミニコンサート

毎月1回開催している恒例のミニコンサートをした。私はバイオリンで参加。今日はいつもの出演者の皆さんがお揃いで、バイオリン2本、チェロ2本による4重奏となった。演目はいつものクラシック音楽じゃなくて、素人受けする童謡集にした。バイオリン2部…

弦楽アンサンブル #21

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番を弦楽合奏で演奏する8回目。今回で終了となる。この曲は独りで練習してもさっぱり面白くない。というか途中でこんがらがって分からなくなる。しょうがないので、練習本番で弾けるところだけ弾けばいいと腹をくくって…

ドボコンを聞く

平塚フィルハーモニー管弦楽団の演奏会が鎌倉芸術館であったので聞いてきた。J・シュトラウス「こうもり」序曲、ドヴォルザークのチェロ協奏曲(ソロは上村昇)、マーラー「交響曲第1番(通称 巨人)」、アンコールに交響詩「巨人」のために作曲され、後に…

ヴァイオリン教室#28

「新しいバイオリン教本」第1巻50〜53番の音階とスラーの復習をしてから、57番「郵便屋さん」と55番「雨だれ」をさらった。57番にはスラーでつながれた2つの8分音符が出てくるが、直前の4分音符から8分音符になった途端、走ってしまう人が結…

弦楽アンサンブル #19

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調を弦楽合奏で演奏する6回目。今年最初の練習は1月7日にあったが体調不良でお休みした。しばらく楽器に触れてなかったが、毎月2回の練習を両方休むのもどうかと思い、重い腰をあげて出かけた(2週間前にや…

マンション住民対象ミニコンサート

毎月1回開催している恒例のミニコンサートをした。今日は降雪のため出演予定者3名が欠席となり、私のソロ演奏会となった。悪天候なので客は少ないと予想したら10名も集った。 最初にチェロでバッハの無伴奏組曲第1番のプレリュードを演奏。続いてバイオ…

電車に乗って思うこと

この頃は出不精というか電車に乗って出かけるのがちょっと億劫になってきた。都心に出るのに1時間ちょっとかかる近郊住宅街に住んでいる私にとって、使い勝手がいいのはJRである。だが、遠回りで時間が余計にかかっても、なるべく小田急線を使うようにして…

駒寄り イノチ

先日のヴァイオリンのグループレッスンで、私の弾き方を見ていたI先生から「もっと駒と指板の中間を弾きなさい」と注意を受けた。そうなのだ。私は弓を駒に接近させて弾くのが好きなのだ。「駒寄りを弾くのが好きなのです。大きな音量とブリリアントな音色が…

ヴァイオリン教室#27

新年最初のグループレッスン。教師2名での指導だった。最初に「新しいバイオリン教本」第1巻49〜53番の音階とスラーの復習をやり、続いて54番「白ばらの匂う夕べには」をさらった。O先生のご提案で、13人ほどの生徒を半分ずつに分けて弾かせ、相手…

チェロのレッスン 129

新年最初のレッスン。バッハ「無伴奏チェロ曲第2番」の4回目。弾き慣れてきたプレリュードは「まぁ〜・・いいんじゃない」とのこと。 まだスラーをほとんどかけないぶつ切り奏法なので、今後はなめらかな抑揚を付けてゆくことになる。 (横山真一郎さんの…

今年の抱負というか

去年の元日の日記を見たら「いよいよバッハの無伴奏組曲をさらうことになる」と書いてあった。バッハを弾きたくて3年前にチェロを始めたようなものだから、ようやく入り口に辿り着いた気分だった。無伴奏チェロ組曲第1番のレッスンは順調に進み、5月9日…

今年のニューイヤーコンサート

元日恒例のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートをNHKの生中継で視聴した。今年の指揮者は2012年以来3回目の登場となるマリス・ヤンソンス。NHKのスタジオでは休憩時間に昔のコンサートの映像を小出しに紹介していた。マゼールやカラヤンの姿が映…

芸術の力

年末に聞いた東京交響楽団の第九演奏会。毎年、一緒に第九を聞いている古くからの友人が急にヨーロッパに出かけることになりチケットが1枚余ってしまった。誰を誘うか?思い出したのは、昨年8月、運転中に交差点で後続車に追突され指の骨折とムチ打ち症の…