2014-01-01から1年間の記事一覧

シューベルトの「死と乙女」

地元の小ホール(100席程度のこじんまりしたサロン)で時々開催される室内楽演奏会があった。今回は弦楽四重奏。 演目はモーツアルトの「弦楽四重奏曲第14番」、ブリッジ「弦楽四重奏のための3つの牧歌」、シューベルトの弦楽四重奏曲第14番「死と乙…

「マタイ受難曲」

今日は2012年に亡くなった吉田秀和さんの命日。ご存命なら今年で100歳だった。ちょうど本日、取り寄せたバッハの「マタイ受難曲」のDVDが届いたので、故人が「マタイ受難曲のことはまだとても書けないけれど」という見事なエッセイを残しているこの曲…

オケの練習 その5

土曜日の午前中はいつものグループレッスンがあった。ウェルナーの「1,3,4ポジション併用の練習曲」を重点的にさらった。退屈でしかないと思っていたウェルナーだが、この曲は例外。難易度が高いだけじゃなく、歌心も要求されるので取り組み甲斐がある…

チェロのレッスン 89

個人レッスンでは前回までやっていたウェルナーは中止となり、再びスズキ教本第5巻に戻った。 ということで5巻の2曲目、スクワイア「ダンス・ラスティック」(田舎風の踊り)をやった。この巻の最初に出てくるヴィヴァルディ「ソナタホ短調」は、9ヶ月か…

チェロのレッスン 85

個人レッスンのA先生はこれまでやってきたスズキ教本を一旦棚上げし、突然ウエルナーをやりだした。今回もウエルナーの最初の方に出ている練習曲をさらった。今のわたしには簡単なので、弾くだけならどうということもない。 ウエルナーを使っているグループ…

こども、恐るべし

二宮ラディアンホールで湘南ジュニア室内合奏団の演奏会を聞いた(入場無料)。小学校4年生から高校2年生までの子供主体の弦楽アンサンブルで総勢35名。ヴィオラ・チェロ・コントラバスには大人が入って補強していたが、バイオリンの大半は子供。チェロ…

グループレッスン 70

今日の練習会場は近隣の市にある女性センターだった。県立の立派な施設だが使い勝手の悪さもあり近々の閉鎖が決まっている。すでにホールや食堂、宿泊施設部門は閉鎖されていた。 板張りのレッスンルームは十分な広さで、1時間の料金は580円。公営施設ら…

オケの練習 その4

今日はベートーヴェンの7番とラロのスペイン交響曲をやった。ベト7は第1楽章のみをじっくり。 この楽章では16分音符の刻みが頻繁に出てくるが、そのパターンの最初の部分、冒頭9小節の16分音符の刻みを開始する箇所は、弓を弦の上に置いてからしっか…

コロンブスの卵

渦中のSTEP細胞について「そんなに簡単にできるのであれば、なぜ、今まで誰も発見していなかったのだろう」という疑問を持った人もいるだろう。ここでいう「簡単」のレベルがどの程度かは、わたしは知らない。しかし、一見、簡単にみえる作業には、文章化が…

論文にミスはつきもの

小保方さんの記者会見を生中継を見ていたが、大騒ぎするほどの問題ではなかろうと思った。質問者の中には、悪事を働いた容疑者を叩くように語気を強めて糾弾調で騒ぐ人もいた。すぐに司会者の弁護士が遮って、話のやりとりを中止させていたが。学問上の問題…

オケの練習 その3

最初にセビリアの理髪師序曲、次にラロのスペイン交響曲、最後にベト7の第1楽章をやった。今回、わたしは最後尾に座って弾くことにした。遅刻したわけではない。後ろに座りたがる2期生らを前に追いやったため。後方からはオケ全体が俯瞰できるし、指揮者…

ブラームスのチェロ協奏曲!?

最近「ブラームスのチェロ協奏曲」のSACD(2枚組)を手に入れた。そんな曲あった?HMVの宣伝文によると「かつてのDGプロデューサーであり、ピアニストとしても指揮者としても(ミケランジェリとのモーツァルトの録音が残されている)活躍を知られているコー…

グループレッスン 68

ウエルナーを重点的にやった。第3ポジション、第4ポジションが混在する練習曲など。第1ポジションから第4ポジションに跳躍して音程を取る曲では、みなさん苦戦していた。そろそろと、まさぐるような弾き方をしている。一発で正確な音程を、はっきりした…

チェロのレッスン 83

あいかわらずヴィヴァルディのソナタの後半をやった。あいかわらず左手親指の付け根が痛むため、チェロを弾くのが億劫な状態が続いている。去年8月から始めたヴィヴァルディを弾くと痛くなる・・・何故?わたしとしては、この曲に出てくる拡張の多さやスロ…

ソメイヨシノは苦手

人と会う用事があって大阪まで日帰りで往復。今日は天気もよく、新幹線の車窓から桜をたくさん見た。関ヶ原のあたりが五分咲きだった以外は、どこも満開。大阪環状線の「桜ノ宮」駅あたりはとくに凄かった。大川の岸辺、駅そばの公園、いたるところ桜ばかり…

オケの練習 その2

13時からオケ練があった。管楽器も入ったフル編成での初回。 いつもは15分で着く練習場だが、余裕をみて40分前に車で出発した(コンサートホールに隣接する市立体育館の地下にオーケストラ練習場がある)。 しかし、練習場の筋向かいにイオンのショッピング…

グループレッスン 番外

今日は先生の都合がつかず自主練となった。 いつもの市民ホール練習室に9時半ぐらいに行ったら、Y夫人とくまモンの二人がいた。 オケに出ないY夫人はウエルナー、くまモンはオケでやるベト7をさらっていた。さほど広くない練習室で違う曲を弾いているから、…

修理に出していたチェロ戻る

ジャーマン・チェロ(1985年製)が戻ってきた。今回は表板周囲の剥がれ3箇所の手当と細かいニス傷の修理、それに魂柱交換をした。修理に出す前は音のバランスは良好で、4本の弦の発音は揃っていた。音に関しては不満はなかったが、冬場の乾燥期間が終…

日本一の高層ビルを見物

大阪、天王寺駅前に落成したあべのハルカス美術館を見てきた。中は驚くほどの無個性空間。ホワイトキューブそのまま。何を展示してもいいようにニュートラルなデザインにしているのだろう。しかし、無個性と美術品を引き立てる名脇役とは意味が違うので、も…

オケの練習 その1

今日から来年2月1日の本番に向けて地元オケの練習に参加。オーケストラとしても今年の定期公演終了後の初音合わせだった。といっても今日は弦楽器だけの練習。 オケで弾くのは2010年9月にやったブラームス交響曲第4番以来になる。翌年3月に●十肩に…

昆虫博士 苦戦

10日前にあずけたチェロの調製と弓の毛替え(一部修理)が完了したので工房に引き取りに行った。 弓2本の毛替えは、いつもながらパーフェクト。弓本体(とくにフロッグの金具)のダメージは皆無で、毛量、毛質、左右のバランスなど私の好みどおり。値段が…

マンションの住民向けミニコンサート

毎月1回、自宅があるマンションの管理棟ロービー(吹き抜け)でチェロ演奏を披露する恒例行事をやった。2月は都合が悪くて休んだから2ヶ月ぶり。1月の演奏会では、気温が低いためロビーの暖房が十分に効かず寒くて参ったが、3月後半ともなると、さすが…

昆虫博士か?

消費税が上る前に手持ち弓の毛替えと楽器の手当をやってしまおうと思い、次々にチェロと弓を工房に持ち込んでいる。今回はジャーマン2号(1985年作)を持参。何をいわれるかは、過去2本の調整結果から想定済み。楽器を覗いてメジャーであちこちを計測…

チェロのレッスン 80

発表会でヴィヴァルディのソナタホ短調の前半を弾いたので、今は残りの後半2つの楽章をやっている。 第3楽章は個々の音符に細かい抑揚をつけて弾くようにとの注文。 A先生がお手本を弾いて聞かせてくださるが、ちょっとやり過ぎじゃないかと思えるほど、山…

グループレッスン 65

イ長調の音階の後にウエルナー。3ポジの練習曲を中心にやった。 最近では、テキストの中盤から後半に差し掛かっているため、曲もややこしくなり、初見で弾くにはちと難しいとS先生が仰るとおりになってきた。事前に練習しておけば済む話だが、他にも見てい…

グループレッスン 64

前回のレッスンは大雪で中止となり、2週間ぶりのグループレッスン。いつものウエルナーに続いて「白鳥」をやった。私は16日にあった発表会の準備で気張りすぎたためか、左手の親指の付け根が若干腫れていた。不要な力が入ったためだろう。S先生に伺うと、そ…

ベト7の譜読み

チェロのグループレッスンは、まもなく満2年になる。グループレッスンの主催者である地元アマオケから、来年(2015年2月1日)の定期演奏会への参加募集があった。時期尚早ではあるが何人かのメンバーがエントリーし、私もお付き合いすることになった。 曲目…

大雪の後の発表会

昨日までの大雪から一転して晴れた日曜日の午後。横浜市内のK公会堂で開催された発表会で弾いてきた。会場は講堂という名前の小ホール。楽屋はない。舞台の袖のスペースもなきに等しい。音楽会をやるにはバックヤードが貧相だったが、音響は悪くなく、去年の…

退院したチェロの変化

作業完了の予定時間を繰り上げてもらい、まだ小雪が舞っていた午前中に都内の工房に引き取りにいった。調整が必要といわれた魂柱は、板との接触面の加工がラフだったそうで、結局作り直していた。 魂柱がきれいに接合したためか、音の底辺のあたりでもやもや…

チェロが入院

16日の発表会で使う予定のチェロを都内の工房に持参して点検してもらった。剥がれがあるとパワー不足になるので。 工房の主人のOさんは、表板・裏板の周囲をコンコンと叩いて、2か所の剥離を見つけた。小さな剥がれなので短時間で修理できるとのこと。一方、…